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今年2015年の土用丑の日はいつ?
というより、そもそも『土用丑の日』とは何?
なんでウナギを食べるんだろう?
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土用の丑の日2015年はいつだろう?どういう意味?
2015年の『土用の丑の日』は、 7月24日と8月5日です。
昨年2014年は1回だけでしたが、今年は2回あります。
土用丑の日とはそもそも何なのでしょう?
土用丑の日は、『土用』の『丑の日』という意味なのですが、
『土用』とは。
これが本当なのかは定かではありませんが
『土用丑の日』にあたる土用は、 中国より伝わる陰陽五行説に基づくもので
あらゆるものを木火土金水の5種に分類、当てはめたもの。
季節なら春は木、夏は火、秋は金、冬は水に振り分け、残りの土は各季節の終わりの約18日間を割り当てます。
この期間を土用といい、年4回巡ってきます。
今では夏の土用だけが注目されていて、
立秋(8月6日or7日or8日)の18日前の期間をいいます。
『丑の日』とは。
十二支の丑のことで、十二支は年を数えるときに使われるだけでなく、
方角や、月、そして日にちを数えるのにも使われます。
丑(ウシ)の日は、十二支を1日ずつ順に割り振ったものなので、12日で一巡し土用の期間に巡ってきた丑の日が「土用丑の日」なので、土用の間に2回巡ってくる場合もあります。(平均1.57回らしいです)
2日ある場合はそれぞれ一の丑・二の丑という。
なので、約18日間の『土用』の期間のうち、
12日周期で割り当てられている十二支が『丑の日』の日が、 『土用丑の日』です。
なんでウナギを食べるんでしょう?
鰻を食べる習慣についての由来には諸説あり
「丑の日にちなんで、“う”から始まる食べ物を食べると夏負けしない」
という風習があったそうです。
鰻以外には瓜、梅干、うどん、うさぎ、馬肉(うま)、牛肉(うし)などを食する習慣もあったようだが、今では殆ど見られません。
日本で暑い時期を乗り切るために栄養価の高いうなぎを食べるという習慣は万葉集にも詠まれている古いものみたいです。
一番有名な説は
江戸時代、うなぎ屋がうなぎが売れないで困っていることを、平賀源内に相談したところ。
「“本日丑の日”という張り紙を店に貼る」
という平賀源内の発案が功を奏し、うなぎ屋は大繁盛になったのです。
これを他のうなぎ屋もこぞって真似するようになり、
次第に「土用丑の日はうなぎの日」という風習が定着したとされています。
先ほど書いたように実際には土用丑の日は、 春夏秋冬4季にわたってあります。
ですが現在うなぎを食べる習慣があるのは、『夏の土用丑の日』だけ
当時の平賀源内が起源とされる、うなぎを食べる風習が『“夏の”土用丑の日』だったから、
現在「土用丑の日」と言えば、夏の土用丑の日となると言われています。
本来ウナギの旬は冬のため、
以前は夏にウナギはあまり売れなかったそうで
売れないウナギの販促のため、
旬ではない“夏”という時期にウナギを食べる風習を根付かせたという説が有名です。
近年では、鰻の養殖業者らが中心となっているので
夏以外の土用の丑の日にも鰻を食べる習慣を普及させようという動きが
コンビニやスーパーであるそうです。