
久住(くじゅう)連山について
九重連山(くじゅうれんざん)は、大分県玖珠群久重町から竹田市久住町北部にかけて広がる火山群の総称です。最高峰は九州本土最高峰でもある中岳 (1,791m) であり、日本百名山の一つに数えられ、一帯は阿蘇くじゅう国立公園に指定されています。
雄大な山容で山頂からの展望も大変素晴らしく、久住山、三俣山など九重連山の山々が広く見渡すことができます。
この地域には、「九重」(くじゅう)と「久住」(くじゅう)のふたつの表記があります。
以前はどちらを正式とするのかで議論がされていましたが、現在は火山群全体などを指すのに「九重山」または「九重連山」とし、火山群の主峰である山を「久住山」と呼んでいるそうです。
2019 紅葉の時期、見ごろ
久住連山の紅葉は何と言っても大分県一番の紅葉が鑑賞できる一番人気のスポットです。
久住連山の紅葉の色づき始めは10月中旬で、例年のピークの見事は10月下旬から11月中旬まで頃です。紅葉する木々は、リンドウ、カエデ、モミジ、ナナカマド、ハゼ、ドウダンツツジ、ススキなどです。
特に大船山、北大船方面、頂上付近の火口跡の池は、燃えるような真っ赤な紅葉に包まれ息をのむ美しさです。
アクセス、駐車場、料金
住所:大分県竹田市久住町
【電車】
(赤川登山口)JR豊後竹田駅からバス約30分「久住支所」下車、そこから登山口まで車約10分
(岳麓寺登山口)JR豊後竹田駅からバス約45分「千人塚」下車、そこから登山口まで車約15分
【バス】
豊後中村駅からバスで50分
【車】(赤川登山口)大分道九重ICから国道442号経由約1時間、(岳麓寺登山口)大分道九重ICから国道442号経由約1時間20分
駐車場は、収容台数50台の無料駐車場があります。
登山ルート
九住連山は、登山でも有名な場所です。久住山は火山群で、噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)となっているので、現在も監視が必要な山とされています。噴気の影響で立ち入りができない所もありますので注意しておきましょう。周辺地域は地熱地帯になっています。
久住山の10月の最高金最低気温は12℃/5℃となっていますが、11月に入ると6℃/-1℃となるので服装は事前のチェックがが必要です。
いくつか登山モデルルートをまとめます。
初心者向け(日帰り)
牧ノ戸峠~久住山
牧ノ戸峠(25分)→沓掛山(45分)→扇ヶ鼻分岐(30分)→久住分れ(20分)→1713m地点(15分)→1782m地点(5分)→久住山
距離:約9km(4.3km)
コースタイム:2時間前後
標高差:414m
中級者向け(泊まりがけ)
このコースは卑怯を楽しむことができる泊まりがけのコースです。
牧ノ戸峠~法華院温泉山荘~長者原
1日目
黒岩山(20分)→牧ノ戸峠(25分)→沓掛山(45分)→扇ヶ鼻分岐(30分)→久住分れ(20分)→1713m地点(15分)→1782m地点(10分)→1713m地点(15分)→久住分れ(35分)→1463m地点(60分)→法華院温泉
2日目
華院温泉(54分)→雨ヶ池越(20分)→1176m地点(30分)→くじゅう登山口
距離:12.9km
コースタイム:6ー7時間
標高差い:710m
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上級者向け
星生山~久住山~牧ノ戸峠
登り…星生山→避難小屋(45分)
下り…南登山山口(最短ルート)
傾斜が激しいので上級者向けと書きましたが、来た道と同じ道で下山するのであれば、最短ルートは上級者向けの方法ですが往路を戻れば初心者向けになります。
他にも様々なレベルにあった登山ルートがあるので、ぜひ自分に合ったルートを見つけてみてください。
温泉
大分県といえば温泉ですよね。登山の後にゆったりと温泉に浸かってから帰る、または1泊してから帰るのもおすすめです。
中でもおすすめなのは、九重星生ホテル 山恵の湯です
九重星生ホテル 山恵の湯では、18種類の温泉(露天風呂から久住連山を一望することがきます。また、岩風呂や檜風呂、打たせ湯、桶風呂など)もあり、好みの温泉を楽しむことができます。
住所:大分県玖珠郡九重町野上3711-44
利用料金
大人:800円
2歳から小学生:500円
貸切家族風呂:1人1000円
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